【身分差BL特集】悩ましく尊い跡継ぎ×付き人も、下剋上の従者×主人も!おすすめ格差BL漫画

「異国の男娼」コミック表紙 おすすめBL漫画まとめ

※本ページはプロモーションが含まれています。

主人と従者、雇い主と雇用者、客と男娼 etc.

身分差という壁が立ちはだかる関係性のなかで生まれる恋は切なく悩ましく──。読み手の心を惹きつけます。

この記事では、身分差や格差があるBL漫画のおすすめ作品をご紹介いたします。

身分差が切なく悩ましい!身分上×身分下

「九尾狐家妃譚~仔猫の褥~」画:るびる 原作:鈴木あみ

添えるなんて、億に一つもないとわかっていながら――

狐の焔来と猫の八緒。どう間違っても宿るはずのない仔ができた!?

焔来の仔狐は、きっと可愛いんだろうな

九尾狐王家の世継ぎ・焔来の遊び相手として幼い頃から仕えてきた猫族の八緒。出逢ったときから惹かれてやまないその焔来が、初めての床入り「御添い臥し」を行うことに。経験があると偽って、焔来への想い一つでその御役目を勝ち取った八緒は、本当のことを言えぬまま許されぬ関係を続けることになる。種族が違うから、焔来の仔狐を産むことはできない。添い遂げることもできない…切ない想いを胸に秘める八緒だが、身に覚えのない仔を孕み!?

https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/290535/

九尾狐王家の世継ぎ × 世継ぎに仕える猫族の捨て子

という身分差人外ものBL。

原作は鈴木あみ先生のBL小説「九尾狐家妃譚~仔猫の褥~」で、そちらのコミカライズ版です。

夜明けの腐女子属性のサイト管理人としては、幼い頃から仕えた主人であり、想い人でもある焔来に抱かれるために

たった一度限りでもいい

と、「御添い臥し(初めての床入り)」候補に名乗り出る八緒の健気さに胸打ちぬかれます。

身分差BLがお好きな方、健気な受けがお好きな方におすすめです。

「異国の男娼」桜井りょう

「お客さんのココ、凄く大きくて…素直だね」

長崎で二百年の歴史を誇る陰間茶屋・月光亭。弟の薬代を稼ぐため男娼になった葵は金にがめつく、客に冷たい“高嶺の花”。いまや月光亭が誇るナンバーワン男娼となっていた。西洋人の貿易商ロバート・スミスに買われた葵。初めて男娼を見て驚くスミスに「汚らわしい」と吐き捨てられ、蔑まれて――!? 長崎を舞台に花開く、究極の身分差ラブ。

https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/168075/

西洋人の貿易商 × 陰間茶屋の“高嶺の花”・人気ナンバーワン男娼

幕末の長崎を舞台にした、時代もの身分差BLです。

男娼の葵の描かれ方が、色っぽく美しいのにきちんと男性の造作なのが個人的に好きでした。

弟の薬代のために男娼になった主人公と、客として出会った攻めという、ここまでは王道といえば王道の設定ですが、その後が先が読めずに“これからどうなるんだろう”と楽しめました。

出会った当初はお互いに反発し険悪だった二人が、いったいどうなっていくのか──。

男娼ものならではの切なさもありつつ、お話のノリとしては現代ものの雰囲気があります。重くなりすぎずに楽しめる作品でおすすめです。

「玉の輿ご用意しました」画:高緒拾 原作:栗城偲

「金持ちの恋人役ってこんなに大変なの!?」

負け組人生から一転、玉の輿街道まっしぐら!? 中学卒業後に一家離散し、当たり屋で生計を立てている青依(あおい)。けれどある日、高級車を狙って飛び出したら、故意だと見破られてしまった!! 車から降りてきた男・印南(いなみ)は、青依の痛がるそぶりに顔色一つ変えない。それどころか、「通報されたくなければ、俺の恋人役をしろ」と取引を持ち掛けてきた!? 拒否権のない青依は、その日から印南のマンションで同居することに! 英会話やテーブルマナーの特訓が始まり、初めての経験だらけの毎日で!?

https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/211329/

イケメン社長 × 住所不定無職の当たり屋青年

の織りなす格差BL

原作は栗城偲先生の同名BL小説です。

家も職も失くし、悪い仲間と当たり屋として生計を立てていた青依(あおい)。ある日ぶつかった高級車の持ち主・印南(いなみ)に故意の当たり屋だと見抜かれ、「通報されたくなければ、俺の恋人役をしろ」と脅されて──!?

始めこそ当たり屋なんてしている青依ですが、読むほどに好感の持てる頑張り屋なのです。

「玉の輿ご用意しました」とのタイトル通り、お話のベースは確かに、ある日突然お金持ちに見初められ(?)るシンデレラストーリーではあるのですが、青依の素直さや努力を見ていると応援したくなってきます。

“なにもせず愛されちゃった”わけではなく、青依の人としての魅力が徐々に印南を魅了したのだと伝わります。

2023年8月現在、コミカライズ版が4巻まで発売されている人気シリーズです。

「たぶんきっと、明日のナズナは」田中森よこた

客もろくに取れず、三日後に処分されるはずだったけもののナズナ。ある日店に一本の電話が入り、最後の飼い主、セリのもとへ引き取られることになる。今まで道具のようにしか扱われたことがなかったナズナだったが、セリの優しさに触れ、少しずつ愛情を覚えていく。

https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/183678/

飼い主となった『人間』 × 安値で引き取られた殺処分寸前の娼館の『けもの』

ケモミミ&尻尾の生えた『けもの』であるナズナと、娼館で働かされ殺処分寸前だったナズナを買い取り『飼い主』となったセリの物語。

「たぶんきっと 明日のナズナは今日より しあわせ」

というナズナのモノローグで始まるストーリーは、冒頭からすでにハード。

“明日のしあわせ”を夢見ながらも、現実のナズナは鎖で首を繋がれ、小汚い部屋で客を取らされています。しかも、あまり客が取れないからと殺処分寸前・・

作中世界は通常の『人間』と、『けもの』と呼ばれるナズナのようなケモ耳やしっぽの生えた獣人が存在する世界。人間のほうがけものよりも地位が高く、けものは人間に飼われるという世界です。

種による身分差のある世界で不遇な環境に置かれていたナズナ。セリに引き取られ、どう変わっていくのか──?

受けのナズナ、見た目の可愛さはもちろん、おつむもゆるふわの天然キャラです。対する主人のセリは毒舌ながらも言動の端々が優しいという。

身分差BLがお好きな方はもちろん、可哀想可愛い受けがお好きな方へもおすすめの作品です。

恋愛では下剋上!?身分下×身分上

「囀る鳥は羽ばたかない」ヨネダコウ

ドMで変態、淫乱の矢代は、真誠会若頭であり、真誠興業の社長。本音を決して見せない矢代のもとに、百目鬼力が付き人兼用心棒としてやってくる。部下には手を出さないと決めていた矢代だが、どうしてか百目鬼には惹かれるものがあった。矢代に誘われる百目鬼だが、ある理由によりその誘いに応えることができない。自己矛盾を抱えて生きる矢代と、愚直なまでに矢代に従う百目鬼。傷を抱えて生きるふたりの物語が始まる──。

https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/43709/

付き人兼用心棒・百目鬼(どうめき)×ヤクザの若頭・矢代(やしろ)

二人をメインに、周囲の人間たちの人間模様や心理などヤクザ社会を舞台に描かれた作品。

一般的ないわゆる“ヤクザもの(極道もの)BL”としてイメージするものより、だいぶ骨太で厚みのあるストーリーです。

絵やコマの演出、台詞、どれもヨネダコウ先生らしさと魅力にあふれていて唯一無二の世界観が作られています。

直接的、説明的でないぶん、何度も読み返して読み解きたくなるような味わいたくなるような作品です。

大人の色気ただよう男を描くのが抜群にうまいヨネダコウ先生なので、ヤクザものという設定が実にハマっています。個人的にヨネダコウ先生の描かれるキャラクターたちの骨格の美しさが大好きです。

体は誰にでも開くけども心は誰にも開くことのない矢代と、どれだけ拒絶されようとどんな姿を見せつけられようと矢代のそばに控え続ける百目鬼。

百目鬼から矢代への献身と執着は、なかなかに常軌を逸したレベルです。

人から執着されることに慣れ、冷めきった目で自分に執着してくる人間を見ていた鉄壁の矢代が、百目鬼によって徐々にもたらされる変化を描く繊細な描写がたまりません。

「囀る鳥は羽ばたかない」は2023年8月現在、8巻まで発売されています。

「執事の分際」よしながふみ

革命期フランスの動乱の中、名門貴族に仕える切れ者執事・クロードと、贅沢に慣れきった美しい主人・アントワーヌの甘く密やかな恋愛劇。身分違いの、それ故に熱く切ない二人のロマンスを完全収録。

https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/142785/

【収録作品】
シノワズリ
ある貴族達の一日
小姓の分際
愛とは夜に気付くもの
執事の分際
「執事の分際」のすぐ後
主人の分際
主人と貴婦人
雪の降る夜
ああ主よ、このよろこびを
永遠に

https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/142785/

初版は2005年発売の作品ながらいまだ新たに出会って読み、虜になる方も多いよしながふみ先生の「執事の分際」。

18世紀末のフランスの貴族社会を舞台に描かれたBL作品です。

コミックス帯に

『美しき暴君と 夜は下剋上な 執事の恋物語』

とある通り、切れ者の執事・クロード×贅沢に慣れきった美しい主人・アントワーヌの恋模様が描かれています。

フランス菓子のように甘く美しい、それでいて苦さと切なさも入り混じった、よしながふみ先生らしい深みのある作品です。

「オメガの婿取り」黒井よだか

自分より弱いアルファなんて死んでもごめんだ――

オメガの若頭・義治は組長に命じられ、外の組のアルファと見合いをすることに。しかし暴れ馬のような義治に焦れた見合い相手に薬を飲まされ発情してしまう。付き人の真によって助け出された義治は彼が運命の相手であることを知る。心を許した男が運命であることに安堵した義治だったが、真には番うことを拒絶され――!?

https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/262328/

幼い頃からそばで仕える付き人 × “婿取り”を命じられたヤクザの組の跡取りオメガ

の二人が織りなすオメガバース&ヤクザものBL。

「おまえにはこの1年以内に番を見つけて跡取りを産んでもらう!」

「これは組長の言葉であり組の総意だ」

ヤクザの組の組長であるアルファの祖母からそう命令されたオメガの若頭・義治。

だが「自分より弱いアルファなんて死んでもごめん」と見合いを破談にし続ける義治と、そんな義治の一番近くで仕え続ける付き人・真。

受けの義治は気も強いし喧嘩も強い。子どもの頃に義治の幸せのためならなんでもすると誓った真も、これまた強い。

身分差がお好きな方はもちろん、強い男×強い男が好きな方にもおすすめの作品です。

身分差、格差のあるキャラクター同士の恋愛を描いた身分差BL漫画をご紹介してきました。

気になる作品があればぜひ読んでみてください。

タイトルとURLをコピーしました