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初恋の人や元カレ、昔の同級生、幼なじみ etc.
時を経て再会し、再び動き出す恋を描いたおすすめ再会BL漫画をご紹介いたします。
「恋をするなら二度目が上等」木下けい子
執筆を依頼した相手は、黒歴史と化した元恋人――!?
ビジネス書の編集者となってはや十年目の宮田(みやた)。新しいコラム原稿の依頼で、売れっ子の大学准教授を訪ねるけれど、その男・岩永(いわなが)はなんと、宮田が高校時代に駆け落ちを約束しながら、揶揄(からか)われたと知って逃げた相手だった……!!
「昔みたいに先輩って呼んでよ」
――昔と変わらず食えない笑顔を向けてくる岩永に、今度は仕事相手として振り回されることになり…!?
https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/190777/
コミックス帯には『編集担当になった相手は、駆け落ち失敗した元恋人!?』の文字。
帯の煽り文と「恋をするなら二度目が上等」というタイトルからも「再会ものなのかな?」というのが読み取れますね。
高校時代に駆け落ちに失敗した元恋人との再会モノ、と聞くとシリアスっぽいのですが、本編は木下けい子先生ならではの良い感じのポップさがあります。
美形&お金持ち&秀才の先輩・岩永は大学准教授に、後輩の宮田は編集者となって三十代での再会。
お互いにしっかりと大人の男性になって仕事もしており、宮田には彼女もいる。そんな中での再会で、二人の関係はどうなっていくのか──?
過去回想シーン(高校時代)のピュアで素直な宮田と、現在の少し冷めた宮田。その対比も、駆け落ち事件で傷ついた宮田を表しているようで。再会後の岩永先輩に迫られても、宮田がなかなかなびかないのも納得です。
本気なのか? またからかってるだけなのか?
信じて裏切られるのはもう嫌だ──。
そう警戒して当然です。それなのに、
「あの時のキスも覚えてるよ 君の初めてのキスだって 知ってたからね」
こんなこと言ってくるお人なのですよね、岩永先輩・・ とても整った美しいお顔で・・ これは抗えない・・ いやいや、抗わねば・・
葛藤する宮田がいじらしく可愛いです。
高校時代にはキスしかしていなかった二人が、再開後に初めて体を重ねるシーンはたまりません。
再会BLがお好きな方はもちろん、いじわるで甘い王子様攻めがお好きな方、振り回される受けが好きな方、社会人BLがお好きな方にもおすすめです。
「恋をするなら二度目が上等」は全3巻で完結しています。
「4月の東京は…」ハル
「嫌か? 俺とセフレになるのは?」
新入社員としてアメリカから東京に戻ってきた和真は、会社で中学時代のクラスメイトで、今はトップデザイナーとして活躍している蓮と再会する。
中学3年の夏の突然の別れ以来、10年ぶりの再会だった。
親友で初恋の人で、──初めての相手、それが蓮だった。相変わらず綺麗で、強くて、和真は蓮と一緒にいるだけで幸せになれた。けれど、蓮は不自然なほど中学時代の話題を避け、仲のよかった元クラスメイトとして振る舞った。
それは蓮がゲイであることに負い目を持っており、和真に拒絶されることを何より恐れていたからだ。でも、ある夜、ふたりは再び関係を持ってしまい!?
https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/191459/
再会ものであり、切なさ成分多めの両片思いBLです。
ノーマルだが蓮に一途な想いを寄せる和真 × ゲイであることに負い目を持つ蓮
中学時代の二人が体の関係を持った際のエピソードがとにかく切ない──。
「悪い、最初は好きな女の子とした方がよかったのに」
「ありがとう 最初の相手になってくれて」
「こんなことさせてごめん」
安っぽいホテルのかび臭いベッドの上で、仕方なしに優しさで抱いてくれた(と蓮は思っている)和真相手にそう言う蓮が、切なくて切なくて泣けます。
中学時代も、大人になって再開してからも、お互いを想うあまりすれ違う二人。
和真視点と蓮視点、両方の視点から描かれているので読み進めるほどに二人のお互いへの想いの強さが分かり、すれ違いがいっそう切なく愛おしいです。
切ない、泣ける、健気な受け、両片思いBLがお好きな方にもおすすめの作品です。
「4月の東京は…」は上下2巻で完結しています。
同じ世界線でのお話を描いたシリーズものとして、「東京 ─四季─(上)」と「東京 ─四季─(下)」も発売されています。
「家庭教師代はセックスでいいぜ」
浪人生の早乙女恭平が駅で会ったのは、早乙女が落ちた大学にトップ合格した、同じ高校の同級生だった神宮寺結人だ。
エリート揃いの厳しい家庭で優等生として育った恭平は、大学受験失敗という初めての挫折に追いつめられていた。そんな恭平に、神宮寺はセックスと家庭教師の取引を持ちかける。神宮寺の嗜虐的な行為に、嫌だと思いつつのめり込む恭平。そんな恭平に神宮寺もまた激しく執着して…
東京で生まれた、四つの季節のラブストーリー
https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/271971/
「あの世でお前に好きだと言える」つきづきよし
人生に絶望し、駅のホームから飛び降りた29歳の国巳が目を覚ますと、何故か高校時代に戻ってしまっていた。折角だし男子学生と楽しんでやろうと意気込むも、死を選んだ理由も、自分に懐いている様子の後輩・岳のことも思い出せない。そうとは知らずにまっすぐ気持ちをぶつけてくる岳からのキスをきっかけに国巳は、徐々に記憶を取り戻していく。…自分も岳のことが好きだった。それなのに応えてやらなかったのは何故―…?
少しずつ蘇る思い出に翻弄されるセンシティブラブ。
https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/209104/
タイトルからなんだか不穏な、つきづきよし先生の「あの世でお前に好きだと言える」。
コミックス帯には、
『青春やり直し救済BL』
『お前の人生に俺は要らない』
の文字。
タイトルと表紙に惹かれて試し読みを読み、どういうオチになるのかを知りたくて購入を決めました。
主人公の29歳会社員・国巳が駅のホームから電車に飛び込むシーンから物語はスタート。
目を覚ますとなぜか高校時代に戻っていて──? という。
この先の内容にあまり触れてしまうとネタバレに繋がりそうなので、詳しくは言及しないでおくとして・・
少しだけ触れるなら、『救済BL』と銘打っているだけあって読後感は良いです。
表紙やタイトルから想像するようなメリバにはならないため、ハッピーエンドがお好きな方も安心して読める作品です。
(逆に、メリバがお好きな方、もっと追い詰められ泣けるような切ないストーリーを期待していたという方にとっては少し物足りなく感じるかもしれません。特にラストの展開が好みがわかれるかなぁと)
「エスケープジャーニー」おげれつたなか
何度離れてもまた君を好きになる。
「性欲処理」呼ばわりされて別れた元カレ太一と、大学でまさかの再会を果たした直人! ガッツリ過去の怒りを引きずっていた直人だったけど、高校時代に比べ成長した太一に少しずつ心を許し始める……。そんな中、友達のふみちゃんが太一に恋しているらしく……? 友達だと相性バツグンなのに“恋愛”になった途端うまくいかない、傷だらけの恋愛譚!
https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/89537/
1巻のコミックス帯には大きな『チャラい but 泣ける。』の文字が躍る、おげれつたなか先生の「エスケープジャーニー」。
高校時代に「性欲処理」呼ばわりされて別れた元カレ・太一と一年後、大学でまさかの再会を果たしたチャラ男・直人。
二人が再会したところから物語はスタート。
おげれつたなか先生のセンスが光る、テンポのいい大学生らしいセリフのやりとりや綺麗な絵も魅力の作品です。
「エスケープジャーニー」は全3巻で完結しているのですが、3巻を通して丁寧に心理描写がされています。そのため、読み切りや一冊完結の作品と違い太一と直人、二人それぞれの切ない想いに読み手がぐっと感情移入しながら読むことができます。
おげれつたなか先生といえば画力の高さも人気の一因ですが、「エスケープジャーニー」で描かれている決めの大きいコマでの美しい絵や演出がそれは見事で。
個人的に水族館のシーンが特に印象的でした。
タイトルの「エスケープジャーニー」についてですが、
「エスケープ」の意味は「逃げる、脱出する」、「ジャーニー」は「旅行、旅」。
escapeとは
(場所から)逃げる,脱出する
免れる;避ける,回避する
引用:英ナビ『escapeとは 意味・使い方・読み方』
journeyとは
旅行,旅;旅程
引用:英ナビ『journeyとは 意味・使い方・読み方』
想像でしかありませんが、一度は互いから逃げて相手を手放すことになった太一と直人が、再び巡り合い今度こそ手放さないようしっかり手を握り合うまで、が描かれている作品なのかなと。
タイトルの「エスケープジャーニー」は、“一度は逃げた二人が、お互いに辿り着くまでの少し長い旅”という意味合いなのかなと思ったりしました。
※同じく「旅行」を意味する英単語で「トリップ(trip)」もありますが、こちらは短い期間の旅行を指すのだそう。対して「ジャーニー(journey)」は比較的長い期間の旅行を指すそう。
「エスケープジャーニー」、ストーリー重視の方も楽しめる読み応えのある作品です。
「Daisy Jealousy」おげれつたなか
不器用で部屋も汚くて鈍感で、でも5年間、俺だけを好きだった。
専門時代、才能に嫉妬していた相手・要と社会人になり再会した三咲。学生の頃、キスしてきた理由を聞きだしたところ、「キスなんて好きだから以外の理由はないだろ?」と何やらお怒りのようで…?
一途に愛を捧げる天才型童貞攻×努力家な嫉妬型パンピー受
https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/227564/
一途に愛を捧げる天才型童貞攻・要(かなめ) × 努力家な嫉妬型パンピー受・三咲(みさき)
の二人が織りなす物語。
タイトルの「Daisy Jealousy(デイジージェラシー)」からも分かる通り、「ジェラシー(嫉妬)」といった感情がキーになっている作品。
努力しても努力しても要に追いつけず、現実を見せられ苦しむ三咲と、そんな三咲を一途に想うコミュ障の要。
要と三咲の学生時代から、さらに社会人として働きだして、という数年に渡る長い年月が257ページ全編で丁寧に描かれています。
同じ業界、同じ土俵に立っている人間同士だからこその葛藤がまざまざと描かれている作品です。
ゲーム業界を描いた業界描写、仕事描写がリアルなので、業界に興味がある・馴染みがあるといった方はそういった意味でも楽しめるかもしれません。
攻めの要が、仕事はものすごくできるのに奥手コミュ障というキャラクター。この、攻めの要のことが好きになれるかどうかで作品への好みが別れそうかなと思います。
奥手コミュ障な攻めがお好きな方、受けに対してとにかく一途な攻めがお好きな方におすすめの作品です。
「25時、赤坂で」夏野寛子
超人気俳優×新人俳優、同性愛ドラマ撮影中の恋。
新人俳優の白崎由岐(26)は、大学の先輩で超人気俳優の羽山麻水(28)と同性愛ドラマで共演することになった。ゲイ役の芝居感が掴めない白崎は、男に抱かれてみようとハッテン場へ。そこでなぜか羽山に捕まり、相手を買って出られる。“芝居のためのセフレ協力”。即物的に始まった関係だったが、精緻な美貌と圧倒的なオーラの羽山に甘く心ごと抱き込まれ、白崎は恋心を自覚した。しかしドラマ撮影は終わりに近づき―――。
https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/175221/
超人気俳優×新人俳優の恋を描いた人気作品「25時、赤坂で」。
芸能界BLであり、かつ大学時代に映研サークルの先輩後輩だった二人がドラマ撮影の現場で再会するという再会BLでもあります。
画面(紙面)からまるでキラキラがこぼれ出てくるような感覚に陥る、夏野寛子先生の美しく繊細な絵柄が作品世界に非常にマッチしています。
恋のときめきのほか、俳優という仕事に打ち込む主人公たちの仕事への姿勢や成長、悩みが描かれているのも魅力です。再会BLとしてはもちろん、お仕事BL、芸能界BLとしても楽しむことができます。
「25時、赤坂で」は2024年2月現在、4巻まで発売されています。
また、電子書籍限定で「25時、赤坂で 番外編」として、本編では読めない羽山と白崎のエピソードが描かれた22ページと27ページの短編も発売されています。
おすすめの再会BL漫画をご紹介してきました。
どれも面白い魅力的な作品ばかりですので、気になる作品があればぜひ読んでみてください。