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BLと一口に言っても刺激の強さは様々。
少女漫画や日常系おしゃれコミックスかと見紛う爽やか表紙のBLから、
タイトルがド直球すぎて『声に出して読めない日本語』となっているもの、表紙からすでに半裸や全裸のキャラ同士が絡み合っている家族に見られたらヤバい・・という表紙のものまで。
刺激が強すぎて書店のレジに持っていくのがためらわれたり、家の本棚に堂々とは並べられなかったりするBLコミックスも多いですよね。(それはそれでまた良きBLではありますが)
刺激の強いBLを求めるときもあれば、おしゃれBLを手に取りたい日も、事情もある!
本記事では堂々と本棚に並べても違和感のない、表紙がおしゃれなBLコミックスをご紹介いたします。電子書籍で購入するとしても、画面にずらっと並んでいても見られてOKなものばかりをセレクトしました。
選定基準としては、以下に当てはまる作品を選んでいます。
- 表紙で脱いでいない
- キャラ同士があからさまに絡み合っていない
- タイトルを声に出せる
- 作者名を声に出せる
ご紹介する作品はどれも表紙だけでなく、中身も面白い&魅力的な作品ばかりですので、気になるものがあればぜひ読んでみていただければと思います。
※なお、中身はほのぼの系のものから、表紙はおしゃれだが中身はめくるめく刺激強めのBLという作品も含めてご紹介しております。
「STAYGOLD」秀良子
ひとつ屋根の下で暴走する片思い
「隙みせたら容赦しねーから覚悟しとけ」
―両親不在、血は繋がっていたり、いなかったり。ちょっとフクザツなお家事情の中山家は叔父兄弟と甥姪の4人ぐらし。それでも歪な「家族」は、なんとかうまくやってきた。―駿人(甥っ子)が優士(叔父)に好きと告げ、キスをするまでは。
13歳のままならない恋心は、大人と子供の境目で、ついに暴走をはじめる。
https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/124501/
「STAYGOLD」は全6巻で完結しています。
完結後に、優士の弟であるコウとコウの友人(?)・日高がメインで描かれるスピンオフ作品「STAYGOLD それから。」が発売されています。
「STAYGOLD」本編でコウと日高の物語を胸締め付けられながら読んだので、二人がメインの続編が出たときは歓喜しました。
「STAYGOLD それから。」の表表紙も日高単独の買いやすいおしゃれなデザインになっていますので、「STAYGOLD」でコウと日高のその後が気になった方はぜひ。
「新装版 ジュテーム、カフェ・ノワール」ヤマシタトモコ
他人の人生はドラマだらけ。ラストシーンに珈琲でも一杯。
「好きなんだ」男から男への告白を皮切りに、混乱と笑いが連鎖していくカフェを描いた表題作のほか、週5で食事にくる親友との愛溢れる食事、気持ちを見透かされ、「気色悪い」と切り捨てられた元・同級生との再会など、ドラマチックな短編7本に加え、新規描き下ろしを収録。
https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/96065/
絵柄も作風もおしゃれなヤマシタトモコ先生の「新装版 ジュテーム、カフェ・ノワール」。
以前発売されていたバージョンの表紙は、作中に登場する男女6人が描かれたポップなデザインでしたが、新装版はぐっとシンプルでおしゃれ感の強いデザインになっています。
個人的にはどちらのデザインも好きですが、本棚に並べたくなるのは新装版のほうかなという感じ。
短くもドラマチックな短編が7本収録されています。
▼収録作品
- LA CAMPANELLA(ラ・カンパネラ)
- SATURDAY、BOY、PHENOMENON(サタデー、ボーイ、フェノミナン)
- THE SPELL OF LOVE(こいのじゅもんは)
- CU、CLAU、COME(食・喰・噛)
- JE T’AIME、CAFE NOIR(ジュテーム、カフェ・ノワール)
- A WIZARD’S PUPIL(魔法使いの弟子)
- ONCE UPON A TIME IN TOKYO(ワンス アポン ア タイム イン トーキョー)
BLも、BLじゃない作品も、どれも短編ながらも引き込まれる作品ばかりでヤマシタトモコ先生節を存分に味わえておすすめです。
「スニップ, スネイル&ドッグテイル」ヤマシタトモコ
「……誰ともしたことないことが、してみたい」
翻訳家の峰(みね)とバス運転手の安城(あんじょう)は、”目新しい友人”同士。峰は不器用にまじめで、フランクな安城には彼女がいた。異質な2人。だけど彼らは急激に仲良くなり、どうにもおかしな距離感になっていく。
仕事、食事、友人関係。恋と共にある”暮らし”を細やかに切り取った、日記形式ストーリー。
まじめ男と彼女持ち。2人が半同棲関係になるまでの、8ヵ月の日記。
https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/65192/
先述の「ジュテーム、カフェ・ノワール」と同じく、ヤマシタトモコ先生の作品。
表紙に男性二人が描かれながらも、いわゆる“BLっぽさ”のようなものはなく、それでいて
どういった関係性の二人なのか?
どんなシーンを切り取ったものなのか?
想像を掻き立てるデザインとなっています。
「イキガミとドナー」山中ヒコ
「お前の血も肉も全て俺のものだ」戦神と癒し手、魂を預け合う恋。
舞台は未来世界。ある日、平凡な教師の吉野は、国を守る最強戦闘種“イキガミ”の鬼道のドナーだと知らされる。【ドナーの体液は、イキガミの傷を治せる唯一の薬】という衝撃の事実とともに、強制的に鬼道と同居することになった吉野。傍若無人な獣のような鬼道に乱暴に体液を要求されるが、次第にその孤独な素顔があらわとなり――。
「いつかドナーと出会ったら、愛してくれるかもしれない。そう思って生きてきた――。」
https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/224046/
「イキガミとドナー」、上下2巻で完結しています。
単独で見た時の表紙デザインのおしゃれさは抜群で、横並びで並べると繋がったイラストになるのもまた素敵。
山中ヒコ先生の世界観が爆発しています。惹きこまれる独自の設定に、一度読んだら最後まで続きを読みたくなること間違いなしの作品です。
「500年の営み」山中ヒコ
「あんまり似てなくてごめんね――好きだよ」
亡くした恋人を追って自殺したはずが250年の冷凍保存の末、未来世界で目覚めた山田寅雄(やまだとらお)。世話係として起動したアンドロイドは優しく親身になってくれるものの、亡くした恋人の“3割減”な残念ロボットで――?
いじっぱりな青年が愛を受け入れ希望を求めて歩き出す、痛切な未来ラブストーリー。
https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/70188/
先述した「イキガミとドナー」と同じ、山中ヒコ先生の作品「500年の営み」。
どこか絵本を連想させるような、ファンタジックでおしゃれな表紙となっています。
本編は設定も展開も切ないのですが、そんな中でもほのかに光り続ける淡い希望が温かく、読み終わったあとは1本の映画を見終わったあとのような気持ちにさせてくれます。
読後、心に静かな余韻が残り続ける作品です。
「ギヴン」キヅナツキ
好きだったはずのギターも、おもしろかったはずのバスケも、くすんで見え始めたある日。上ノ山は、壊れたギターを抱えた真冬と出会う。ギターを修理してやったら、途端に懐かれるが、偶然聴いた真冬の歌が、上ノ山に刺さって――。
キヅナツキが描く、裸のオルタナティヴ・ラブ!
https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/72293/
表紙だけ見たらまごうことなく青春バンド漫画な「ギヴン」。
実際にBLの恋愛要素以外にも、音楽、バンド、青春、といった要素ぎっしりの名作です。
実写ドラマ化や舞台化までされている人気作。
2023年4月現在、8巻まで発売されています。
「不屈のゾノ」
出戸は単なる喧嘩相手だったヤンキー・ゾノの弱点を知る。首を触られるのに弱く、エロい声を出すのだ。ゾノのエロい声を聞くと下半身が反応してしまい混乱する出戸。そんなある日、喧嘩に強いはずのゾノが父親にボコボコにされている現場に遭遇し、慌てて助けに入る。ゾノはなぜかファンシーでかわいらしい格好をしていて――!?
https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/234091/
“ゾノ”のアップが描かれた表紙は、その目が印象的。
『「友達」通り越して俺のもんにしたくなった』の煽り文句が書かれた帯さえ外してしまえば、BL感は皆無。
(この帯と煽り文句自体は大好きですしとても素晴らしいのですが。ひとまずBLだとバレないを第一に考えるなら外した方が安全かなと)
「不屈のゾノ」というタイトルもいいですよね。
「鬼と天国」原作:阿賀直己 作画:お吉川京子
高校勤務の青鬼は、最低限しかやる気を出さない省エネ教師。先輩教師にどやされ、なかなか教室に来ない生徒の様子見のために向かった“保健室”で初めてまともに話した、どうにも掴めない養護教諭・天獄。熱心な教師を演じる青鬼の本性をあっさり見破って、にっこり笑顔。
この出来事で天獄のことが苦手だと再認識したはずなのに、「赴任してきてからずうっと見てた」とカミングアウト。
更に青鬼のことを“純情”だと言って、いきなりくちづけをされて――?
https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/169850/
「鬼と天国」、上下2巻で一度完結し、その後に続編となる「鬼と天国 再」が発売されています。
「鬼と天国(上)」を読む前は、こんなに自分にハマるとは正直思っていなかった作品でした。表紙が印象に残りやすく、よく見かけていたので「人気なのかな。買ってみよう」くらいの軽い気持ちでした。
結果、読んでよかった!
表紙だけでなく中身も間違いなくおすすめです。
続編の「鬼と天国 再」では表紙で多少BLっぽさが醸し出されていますが、上下巻のほうをおすすめしたならこちらもすすめずにはいられないのでご紹介させていただきます。
「カラーレシピ」はらだ
笑吉(しょうきち)の働く美容室に福介(ふくすけ)が入社してからというもの何かとぶつかりあうふたりだったが、笑吉の周りで不気味な出来事が起き……!?
鬼才・はらだが描くドグマティック・ラブ、描き下し「カラーレシピ・アクセント」も収録した新装版で登場!!
https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/152629/
「カラーレシピ」、上下2巻で完結しています。
はらだ先生による病み系BL。
福介(攻)から笑吉(受)への執着がすさまじい、サイコパス系攻めが大活躍(?)の病み&闇系BLです。
刺さる人にはえぐれるほどぐっさり刺さること間違いなしの作品。
「あちらこちらぼくら」たなと
クラスの中心人物の一人である真嶋はある日、クラスメイトの地味め男子・園木の意外な一面を知る。それからというもの、園木のことが気になってしょうがない真嶋は、何気ないことで声をかけ、ちょっかいを出すように……。すぐに顔を赤くしたり、照れたり、固まったり、そんな園木が愛おしくてしょうがない真嶋。しかし、進級のタイミングで二人はクラスが別れてしまい――。
青春ボーイズラブの決定版が、上下巻で登場!
https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/243632/
「あちらこちらぼくら」、上下巻で一度完結したあと、その後の二人が描かれた「あちらこちらぼくら(の、あれからとこれから)」が発売されています。
ここから先は、表紙でキャラ二人が描かれているものの、
「青春漫画だよ!」
「料理漫画だよ!」
と誰かに見られても別ジャンル漫画として誤魔化せそうな表紙の作品をご紹介していきます。
「くいもの処 明楽」ヤマシタトモコ
居酒屋『くいもの処 明楽』の店長・明楽高志のそこそこ順調な人生は、年下の生意気なバイト店員・鳥原泰行からの突然のマジ告白と「危機感ヨロシク」発言によって一変する。年上としての意地も、男としてのプライドも通用しない鳥原に平穏な日々を乱されビビる明楽だがー!?
大好評「明楽」シリーズほか、高校生の切ない恋心を描いた読み切り作品と描き下ろしをたっぷり収録したファン待望の初コミックス!
https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/244/
「アキはハルとごはんを食べたい」たじまこと
男子二人、ひたすら仲良くごはんを作ってたべるだけ。
ルームシェアをしている大学生、ご飯作り担当のアキと片付け担当のハル。性格も悩みも違うけど、ごはんを食べたら気分がアガる二人なのです。
ご飯ものの新鋭・たじまことが描くBL+メシの新しい世界。
https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/223917/title/752578/
「アキはハルとご飯を食べたい」は全3巻で完結しています。
なお3巻完結後、社会人になってからの二人を描いた続編「アキはハルとごはんを食べたい おかわり!」も発売されています。
「よるとあさの歌」はらだ
女にモテたくて仲間とバンドを始めた朝一。そんな朝一がボーカルを担当している弱小バンドにサポメンで入ってきたヨル。ライブの後のちょっとした「お遊び」の時に起こった一度のアヤマチ。それをきっかけに、ヨルは朝一への想いを明らかにしていく。
https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/88251/title/333972/
表紙はおしゃれなバンド漫画、中身ははらだ先生節炸裂の刺激強めBL。
続巻として「よるとあさの歌 Ec」が発売されています。こちらの表紙デザインもまたおしゃれ!
「FANGS」ビリー・バリバリー
クラブで吸血鬼に襲われ、かろうじて生き残ったものの吸血鬼に変異してしまった十九歳のエンは、吸血鬼人権保護団体「FANGS」の健康福祉部保護課に所属するイチイに保護され、これから自分が生きる「世界」のことを教わっている。「FANGS」では吸血衝動の解消のために互いの食事を支え合う契約「ペアリングシステム」を推奨しており、なりたて吸血鬼のエンは多くの先輩吸血鬼から誘われ「処女」扱いされたのが怖くなり、つい保護者であるイチイとペアになる宣言をしてしまうが…!?
https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/217836/title/733469/
吸血鬼人権保護団体に所属しエンを保護する吸血鬼・イチイ × 吸血鬼になりたての元人間・エン
イチイとエンの二人、そして二人を取り巻く吸血鬼や人間たちのドラマや恋愛模様が描かれる、現代を舞台にした吸血鬼もの人外BL。
1巻の表紙はイチイとエンが並んだツーショットながら、そこまでBL感は強くなく、バディものを思わせる雰囲気。
十字架の中に作品名や作者名が描かれるデザインもおしゃれ。
なお、2巻表紙はさらにBL要素の薄いスタイリッシュなものになっています。表紙をばーんと見せて本棚に並べてもBLだと思う人はほとんどいないだろうデザイン。
作品中でもビリー・バリバリー先生のおしゃれな絵柄が世界観に非常に合っていて、ストーリー自体が面白いのはもちろんのこと、眺め読むだけでも非日常世界に連れて行ってくれる魅力のある作品です。
「くらやみにストロボ」ハヤカワノジコ
おまえを好きでよかった
高校生の新と正太朗。幼馴染の二人だが、長い間、新は正太朗への想いを隠して過ごしていた。これまでも、そしてこれからも言うつもりのない「好き」という言葉。しかしある時、正太朗から思いもよらぬ告白を受け……。
幼馴染から恋人へ、変化する関係を繊細かつ濃密に綴るきらきらラブストーリー。
2人の友人である澤山&長谷のビミョーな関係を描いた番外編も収録!
https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/57907/
「海辺のエトランゼ」紀伊カンナ
「男が好きでもおかしくないよ」
好きになった相手と抱き合えたら。そんなこと絶対叶わないと思ってた────。
2人は沖縄の離島の海辺で出会った。小説家の卵でゲイの橋本駿(はしもとしゅん)は、物憂げに過ごす高校生・知花実央(ちばなみお)が気になりナンパめいた声をかける。日に日に距離を縮めた2人だったが、実央は島を離れることに。そして3年後、島に戻ってきた実央は「3年考えた。男でも駿が好き」と駿に迫る。しかし駿はいざ実央と恋人同士に、となると1歩を踏み出せなくて──。
年下フリーターとゲイ小説家のじれったいほど切ない恋。心が、洗われるようなボーイズラブ。
https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/84285/
続巻として「春風のエトランゼ」が、2023年4月現在5巻まで発売されています。
本棚にも堂々と並べられるような表紙デザインがおしゃれなBLコミックスをご紹介してきました。
表紙だけでなく中身も素敵な作品ばかりですので、気になる作品があればぜひ読んでみてください。