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普段はやんちゃなヤンキーが受け、BLの中でも根強い人気ジャンルのひとつですよね。
今回はそんなヤンキー・不良受けのおすすめ商業BL漫画をご紹介いたします。
「不屈のゾノ」しっけ
出戸は単なる喧嘩相手だったヤンキー・ゾノの弱点を知る。
https://booklive.jp/product/index/title_id/20028529/vol_no/001
首を触られるのに弱く、エロい声を出すのだ。
ゾノのエロい声を聞くと下半身が反応してしまい混乱する出戸。
そんなある日、喧嘩に強いはずのゾノが父親にボコボコにされている現場に遭遇し、慌てて助けに入る。
ゾノはなぜかファンシーでかわいらしい格好をしていて――!?
貧乏なイケメン×男前ヤンキーの胸焦がす青春ラブストーリー
とは、コミックス帯の紹介文。
コミックス表紙でこちらに向かって睨みをきかせているピンク髪の学ランヤンキー男子高生が受けの“ゾノ”です。
貧乏・苦労人高校生ながら悲壮感ゼロのひょうひょうとした空気感が魅力の“出戸”が攻め。
表紙のゾノが魅力的で、帯に書かれた
「友達」通り越して 俺のもんにしたくなった
の煽り文句もまた最高。読んだ当時、表紙買いした作品でした。
しっけ先生といえば「セックスドロップ」も人気ですよね。こちらもまた面白かったです。
話を本題に戻して「不屈のゾノ」について。
三白眼の目つき悪めヤンキー受けが好きな方にもたまらない作品です。
ゾノや出戸はもちろん、登場する友人たちもみんないい子で魅力的で。恋愛以外のところでもじんとしました。
ふとしたときの言動やちょっとした設定から各キャラたちの性格や背景が垣間見えて、“どこかで見たことがある”キャラクターでなく、みんなこの作品世界の中で“生きている”と感じられるキャラクターたちばかりでした。
読みながらなんだか浄化されて、読後感が良いのもおすすめポイントです。
高校時代の二人の話がメインですが、ラストでは高校を卒業して二年後の二人も描かれます。
卒業後の二人がまた良い…!!
巻末の「不撓の出戸」や、電子版特典の「へべれけのゾノ」も良かった!
※ちなみに「不撓の出戸」の読み方は「ふとうのでと」と読みます。『不撓不屈』という四字熟語があるため、本編タイトルの「不屈のゾノ」にかけたものだと思われます。
不屈のゾノと不撓の出戸、対になったおしゃれなタイトルですよね。
「不屈のゾノ」は番外編も発売されています。
高校3年からおつきあいして現在も同棲中の出戸晃と花園真澄。
https://booklive.jp/product/index/title_id/20050356/vol_no/001
休みを合わせて東京にデート旅行に行くことになり……。
「失恋ジャンキー」鷹
あ~ぁ… これが本当のセックスならいいのになぁ……。
https://booklive.jp/product/index/title_id/914690/vol_no/001
親友の龍次郎(りゅうじろう)にこっそり片想いをしている彗太(け
いた)は、
彼の面影を追い求め、今日もノンケに恋をする。
毎回上手くいかずに終わってしまうが、失恋の傷を癒やしてくれるのもまた龍次郎。
しかも、傷心中の彗太を恋人のように抱くという方法で…!!
高校時代、クラスで浮いていた彗太を唯一気にかけてくれた龍次郎は
たしかに超イイ奴だけどーーその気がねぇなら、そんなに優しくすんな!!!!
学生時代からの親友の龍次郎 × ノンケに振られ続けるゲイの彗太
ポップなノリの、明るいラブコメものヤンキー受けBLです。
親友の龍次郎(りゅうじろう)に片思いしながらも、龍次郎が自分を好きになることはないと諦め、龍次郎の面影を求めて別のノンケ男性と付き合っては振られて── を繰り返している彗太(けいた)。
友人として付き合いが続いている龍次郎は、彗太が失恋するたびに「さみしい」と言えば抱いてくれる。
きっかけは彗太が失恋したときに酔いに任せて「さみしい… 誰かとえっちしないと死んじゃうかも…」と龍次郎にねだったこと。
意外にも龍次郎は「しょうがねぇな」と応じてくれて。それから龍次郎の代わりの男に失恋しては本物の龍次郎に抱いてもらうこと、早3回目──?!という。
あらすじからしてわくわく展開なのですが、これをまた筋肉質でガタイのいい二人がやっているというのが最高です。
ちなみに表紙左側の金髪(茶髪?)青年が受けの彗太、右側の黒髪青年が攻めの龍次郎です。
彗太、冒頭1ページ目から(龍次郎の代わりの)ノンケ彼氏といたそうとして失敗されブチ切れ、相手をボッコボコにしております(笑)
見た目はいかついのにちょっとおバカで健気な彗太と、そんな彗太を抱いて慰める龍次郎。
明るいノリのすれ違いヤンキー受けBLを読みたいという方にもおすすめです。
「ブルースカイコンプレックス」市川けい
古びた本のにおいに混ざる清潔で清廉なシャンプーの香り。かるく目眩がした、放課後――。
https://booklive.jp/product/index/title_id/300392/vol_no/001
「静かに本を読める場所が欲しい」と願っていた楢崎は、ひょんなことから学内で有名な素行不良の生徒・寺島のお目付け役に抜擢され、二人きりで放課後の図書室の受付をすることになる。
初めこそ会話のない二人であったが、ページを繰る音だけが響く図書室で、楢崎は不思議な空気をはらむ寺島に次第に興味を持ち始める。
やがて学校は夏休みに入り、お目付け役もお役御免となるが――。
素行不良の同級生・寺島のお目付け役を教師から押し付けられ、図書室で受付をすることになった楢崎。
教師からお目付け役を頼まれる黒髪メガネの同級生 × 喧嘩の傷が絶えない素行不良な校内の有名人
高校の同級生の二人が出会って紡がれていくお話です。
読めば読むほど引き込まれていく魅力的なキャラクターたちが登場する「ブルースカイコンプレックス」。人気のシリーズとなり、2024年4月現在9巻まで発売されています。
あらすじのストーリーだけを見ると王道なのですが、とにかく登場人物たちや台詞、画面演出が素晴らしい。
『喧嘩の絶えないヤンキー』、『黒髪メガネの優等生』と一口に言えど、それが記号的な人物造形にはなっておらず、登場人物ひとりひとりが実にリアルでナチュラル。
黒髪メガネという一見するとただの真面目キャラっぽい楢崎ですが、読み進めるとその淡々&飄々としているところが絶妙に色っぽい。リアルにモテるタイプだろうなと感じさせます。
喧嘩ばかりのヤンキーかと思われた寺島も、これまた根が真面目で知れば知るほどなんだか可愛い。かと思えば、ガサツな雑さもありつつ器が大きくてなんだかんだで男前。
1~3巻までは高校生編、4巻以降は進学して大学生になった二人と周りの友人たちの恋模様が描かれています。
「ブルースカイコンプレックス」の番外編として、「インディゴブルーのグラデーション」も発売されています。
「ドラッグレス・セックス」エンゾウ
罹患すると性別を問わず患者自身に好意を持つ者に対して性的興奮を誘発させる原因不明のアレルギー「フェロモン症」。
https://booklive.jp/product/index/title_id/393194/vol_no/001
その症状は相手に対する好意の強さに比例する。
オフィスデリの店員の性的視線に怯える堅物サラリーマン、「フェロモン症」を利用し女とヤリまくるヤリちん男子、
自ら「フェロモン症」の治験者となり特効薬を開発する研究者達など、奇病が巻き起こす激情とエロス(&ラブ?)をコミカルに描いたハイテンション・オムニバス!!
貞操には十分ご注意ください。
「フェロモン症」という独自の設定を中心に、メインカップルが異なる短編が7つほど収録されているオムニバス作品です。
なかでもヤンキー受け・不良受けがお好きな方におすすめしたいのは、高校のクラスメイト同士のあれこれを描いた辰見(たつみ)と戌井(いぬい)編。
辰見と戌井編はその人気のため、のちにスピンオフとしてこの二人単独のコミックスが全3巻で発売されています。
高校のクラス内でも地味で目立たない戌井から、派手でモテる人気者の辰見への一方的な好意と執着で無理やり始まった関係を描いた物語です。
ちなみに大人しめの黒髪が攻めの戌井、明るい髪色で柄悪めのイケメンが受けの辰見です。
(体の関係があることを知っているクラスメイトたちには、受け攻め逆だと勘違いされていた見た目と性格の二人)
受けの辰見が「このビジュアルとこの性格なのに、最中はこんなことに…?!」となります。
辰見、最中はどろっどろです。そりゃあ、戌井もますますハマる・・
ヤンキー受け、地味めな攻めがお好きな方はもちろん、体の関係が先行するBLがお好きな方にもおすすめの作品です。
※辰見と戌井編は全3巻ではありますが1巻、2巻、3巻の表記ではなく、無印の「辰見と戌井」が1巻、そのあとに上巻と下巻が発売されており、これらが2巻と3巻にあたります。
- ドラッグレス・セックス 辰見と戌井
- ドラッグレス・セックス 辰見と戌井(上)
- ドラッグレス・セックス 辰見と戌井(下)
おすすめのヤンキー受けBL漫画をご紹介しました。
どれも魅力的で面白い作品ですので、気になった方はぜひ読んでみてください。