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切ない、ちょっと怖い etc.
ダークファンタジーまではいかないけれど、ほろ苦いビターなファンタジーなBL漫画をご紹介いたします。
繰り広げられる世界観に没入できること間違いなしのおすすめBLです。
「夜明けの唄」ユノイチカ
圧倒的な筆力をたずさえた、新鋭・ユノイチカのデビューコミックス!
「ずっと貴方のそばにいます」
「…残酷なガキだ」
黒い海からくる化け物と闘うたび、命が蝕まれてゆく戦巫子のエルヴァ。それを知った少年アルトは憤り、エルヴァが救われる術を探しながら、そばにいることを誓う。
そうして8年――。アルトは精悍な青年へと成長した。ともに過ごす日々で降りつもった恋心を、そっと胸にしまったまま…。一方、数年の命と思われたエルヴァは、何故かアルトと過ごすうちに回復の兆しをみせていて…?
健気に恋する忠犬ワンコと、無愛想な愛し下手が紡ぐファンタジー・救済ロマンス、第1巻。
https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/264063/
「夜明けの唄」1巻のコミックス帯には『こんなファンタジーBLを待ってたんだ。』の文字が。
それほど、今までなかった独自の世界観や設定を持ったBL作品です。
ユノイチカ先生デビュー作にも関わらず、1巻から『このBLがやばい!2022年度版』コミックランキングの第2位にランクインして話題になりました。
「夜明けの唄」は2024年4月現在、5巻まで発売しています。
アルトとエルヴァの日常を描いたショートストーリー集の小冊子も発売されています。
シリアスな本編とはまた違う、ほっこり平和な二人の日常を垣間見ることができます。
「ワンルームエンジェル」はらだ
BL臨界点!人生投げ気味のヤカラ男×感情シェア天使
――人生の光と闇を紡ぐ、はらだ史上、最も優しい物語。
趣味なし、友人なし、恋人なし。生きる価値、なし。惰性で毎日を送っていたコンビニ店員の幸紀(30代)は、うっかりチンピラに刺され瀕死になった折、遠のく意識のなかで、真っ白い羽の美しい「天使」を見た―――。お迎えかと思いきや、その後すっかり完治して帰宅してみると、そこにはあの時の天使が…。天使のふてぶてしい態度に戸惑いつつ、記憶もなく、飛べないというのを不憫に思い、天使をしばらく家に置くことに。突然はじまった奇妙な同棲生活だったが天使との日々は、死んだように生きていた幸紀の心にある感情を芽吹かせて――。あなたは、この関係をなんと名付けますか?
デビューまもなく、自身が執筆した短編「止まり木」をセルフリメイクした意欲作!
https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/182505/
コミックス帯に大きく「BL臨界点!」と書かれていた「ワンルームエンジェル」。
切なさとほろ苦さのある、まさに“ビターファンタジー”という作品です。
セルフリメイクの元となった作品「止まり木」は、初期に発売されたはらだ先生の短編集「変愛(ヘンアイ)」に収録されています。
まったくの余談ですが、「変愛」は途中でタイトル変わったのでしょうか?
私の手元にある紙のコミックスでは漢字で「変愛」と書かれているのですが、今回記事を書きながら電子書籍ストアで見てみたらカタカナ表記の「ヘンアイ」とされていて「おや…??」となりました。
短編集の「変愛(ヘンアイ)」は6つの短編が収録されています。
「ワンルームエンジェル」のもとになった「止まり木」のほか、個人的には表紙になっている二人、元教え子×イメクラプレイ好きな塾講師の話が(あまりにあほでエロ面白くて)好きです。どことなく「ハッピークソライフ」の二人を彷彿とさせるような──。
初期はらだ先生の色々な雰囲気の作品を読みたいという方にはおすすめです。
「500年の営み」山中ヒコ
「あんまり似てなくてごめんね――好きだよ」
亡くした恋人を追って自殺したはずが250年の冷凍保存の末、未来世界で目覚めた山田寅雄(やまだとらお)。
世話係として起動したアンドロイドは優しく親身になってくれるものの、亡くした恋人の“3割減”な残念ロボットで――?
いじっぱりな青年が愛を受け入れ希望を求めて歩き出す、痛切な未来ラブストーリー。
https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/70188/
読後は上質な単館映画を見終わった後のような気持ちにさせてくれる作品。
一冊で完結しており、最後のページを閉じるとき、作品世界に呑まれて放心したように映画館を出るときの気分を味わえます。
幼馴染だった恋人が亡くなり、後を追って自殺したはずが目覚めたら250年後の世界で、目の前には死んだ恋人に似せて作られたというロボットがいて──?! という。
設定からしてあまりに切ないのですが、物語後半は切なさだけでなく希望やファンタジーさが混ざり合い、読むほどにじんわりと胸温かくなりました。
ほろ苦いビターなファンタジーBLを読みたいという方におすすめです。
「イキガミとドナー」山中ヒコ
「お前の血も肉も全て俺のものだ」
戦神と癒し手、魂を預け合う恋。
舞台は未来世界。ある日、平凡な教師の吉野は、国を守る最強戦闘種“イキガミ”の鬼道のドナーだと知らされる。【ドナーの体液は、イキガミの傷を治せる唯一の薬】という衝撃の事実とともに、強制的に鬼道と同居することになった吉野。傍若無人な獣のような鬼道に乱暴に体液を要求されるが、次第にその孤独な素顔があらわとなり――。
「いつかドナーと出会ったら、愛してくれるかもしれない。そう思って生きてきた――。」
https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/224046/
上記でご紹介した「500年の営み」と同じく山中ヒコ先生の作品「イキガミとドナー」。
こちらは上下2巻で完結しています。
山中ヒコ先生は独自の設定や世界観を紡ぎあげるのがとてもお上手だなという印象。
「イキガミとドナー」も、上巻を読んでしまったら続きがどうなるのか気になりすぎて下巻まで読んでしまうこと間違いなしの作品です。
ほかでは読めない、山中ヒコ先生の世界に浸ることができます。
「スモーキーネクター」ミナヅキアキラ
ライターの羽瀬川みつるは、吸血鬼「バイター」の仕業だと噂される事件を調べていた。幼なじみの安仲有生ことアンナには、首を突っ込みすぎるなと忠告される。だが、実はアンナ自身がバイターだったのだ。みつるは取材と称してアンナに血を吸われることを了承。そのうえ、勢いのまま抱かれて気が狂うほど気持ち良くされてしまう。さらには、みつるにも本人の知らない秘密があるようで…?
https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/235660/
「年々彩々」秀良子
老いもせず、死にもしない。そんな死神の恋――。秀良子がおくる、切なさと美しく心に響く、連作落語シリーズ。
【金魚すくい】
怠け者の余平(よへい)と彼に取り憑く貧乏神。二人はいつの間にか夫婦のような間柄になるが……~落語「貧乏神」より~
【デラシネの花】
長寿を願い名付けられた寿限無(じゅげむ)(中略)長助(ちょうすけ)さんは幕末をむかえ、文明開化の音を聞き、二つの大戦を生き抜いて現代(きょう)を生きていた。そんな孤独に生きる彼の心の拠り所は、昔みた“死神”だった。~落語「寿限無」より~
https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/63640/
「たぶんきっと、明日のナズナは」
客もろくに取れず、三日後に処分されるはずだったけもののナズナ。ある日店に一本の電話が入り、最後の飼い主、セリのもとへ引き取られることになる。今まで道具のようにしか扱われたことがなかったナズナだったが、セリの優しさに触れ、少しずつ愛情を覚えていく。
https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/183678/
独自の世界観で描かれるほろ苦いビターファンタジーBLをご紹介してきました。
気になる作品があればぜひ読んでみてください。