おすすめの同棲・同居BL特集<同じ屋根の下で暮らす二人に生まれる恋>

「スモークブルーの雨のち晴れ」コミック表紙 おすすめBL漫画まとめ

※本ページはプロモーションが含まれています。

仲のいい友人としての同居。あるいは、契約結婚のための同棲などなど。

食事の準備や寝る場所、生活のすり合わせにすれ違いなどBL漫画で描かれる同棲や同居生活には、同じ屋根の下で暮らしているからこその見どころが詰まっています。

今回の記事では一緒に暮らす二人を描いた同棲・同居BL漫画のおすすめ作品をご紹介いたします。

友人・ライバルとの同居BL

「アンチロマンス」日高ショーコ

幼なじみで、同級生で。高校卒業後ルームシェアを始めてから気がつけば6年――。

広告代理店でライターをしている柿谷と美容師の周防の関係は、「友達以上」ではあるけれど、その先に進むには、お互いためらいがあり、ぎくしゃくしていて……!?

https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/209383/

『甘えて 甘えられて

気がついたら6年も経っていた』

というモノローグから始まる「アンチロマンス」。

保育園の頃からの幼なじみと高校卒業後にルームシェアを始めて、そのまま6年

お互いを意識しつつも、“友人”という枠から踏み出しきれずに社会人となった二人を描いた作品です。

コミックス帯には『俺はいつから彼を“特別”と思ったのだろう』の文字。

幼い頃のとある経験から“普通であること”を重んじ、面倒なことからは逃げる癖のある周防と、

そんな周防を分かっているからこそ関係を詰め切れず、想いを秘めたままただそばにいた柿谷

同居ものBLではありますが一緒に暮らす二人の様子に甘さはなく、付き合いの長い成人男性二人のこざっぱりとしたやりとりがなんだかリアルです。

そして、二人の間に漂う空気が分かりやすい甘さじゃないからこそ、ふとした瞬間にお互いを意識しているのだと伝わる描写がぐっときます

相手を意識はしているのに踏み出せない二人だからこその張りつめたような緊張感が、「ここからこの二人どうなるの…!??」と引き込まれました。

丁寧な心理描写に途中は切なくなりつつも、2巻を読み終わる頃には多幸感に包まれた作品でした。

「アンチロマンス」は全2巻で完結しています。

「スモークブルーの雨のち晴れ」波真田かもめ

元ライバル、38歳男二人のなんかいい感じな人生のプランB

危うい夜遊びをしていた朔太郎を助けたのは、元同僚でNo.1の売上を誇ったライバル・久慈静。
8年ぶりに再会した久慈は嫌味な性格はそのままだが、気だるげな長髪姿でなぜか翻訳の仕事をしていて――。

https://booklive.jp/product/index/title_id/20045874/vol_no/001

いけ好かないライバル・久慈 × 元エリートの遊び人・朔太郎

大人の男二人の恋愛模様を描いた作品です。

主人公たちが38歳という大人な年齢だけあって、恋愛だけにフォーカスが当たるのではなく、仕事や家族、親の老い、過去などもバランスよく織り込まれた上質な大人の空気感漂うBLとなっています。

しっとり淡々としていながら、静かに発光しているような優しい読み心地です。

コミックス帯に『元同僚ケンカップルの翻訳家BL』とある通り、言い合いも多い(主に朔太郎が久慈に突っかかってる)二人。体の関係だけ先行した二人が、一緒に暮らすなかで互いの理解者になりじわじわと心の距離も縮めていく様子がたまりません。

(ちなみにコミックス表紙の茶髪で煙草をふかしているのが受けの朔太郎、黒髪長髪で本を手にしているのが攻めの久慈です)

久慈が暮らす古い一軒家も趣があってまた素敵なのです。

心が弱った、疲れた経験がある読み手にもじんわりと沁みるBLです。

2023年11月現在、3巻まで発売されています。

「アキはハルとご飯を食べたい」たじまこと

男子二人、ひたすら仲良くごはんを作ってたべるだけ。
ルームシェアをしている大学生、ご飯作り担当のアキと片付け担当のハル。
性格も悩みも違うけど、ごはんを食べたら気分がアガる二人なのです。
ご飯ものの新鋭・たじまことが描くBL+メシの新しい世界。

https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/223917/

ルームシェアをしている仲のいい男子大学生のアキとハル。

二人がひたすら家でご飯を作って食べている、平和かつ美味しい料理系同居BLです。

読み始めた当初は「もしかしてこのままBLに発展しない青春友情グルメものなのかな・・?」と思ったりもしたほど穏やかな日々の描写が続く作品(そこもまた良い!)なのですが、話が進むうちに二人の関係も甘酸っぱくなっていきます。

二人が家で作る様々な料理はすべてレシピが載っているのも、ご飯もの漫画が好きな人間には最高です。

1巻2話目のホットサンドメーカーで作るホットサンドがあまりにも楽しそう&美味しそうで、読み終わってから速攻でネットショップでホットサンドメーカーを探してしまったほどでした。

アキとハル二人だけでなく、時には友人たちも登場してみんなでわいわいと食事を楽しむ様は読んでいて癒されます。

同居BLがお好きな方はもちろん、料理ものがお好きな方にもおすすめの作品です。

「アキはハルとご飯を食べたい」は全3巻で完結しています。

なお、3巻完結後の社会人になってからの二人を描いた「アキはハルとごはんを食べたい おかわり!」も発売されています。

異文化交流!?ホームステイBL

「マザーズスピリット」エンゾウ

理事長に留学生の世話を命じられた大学職員・稜一郎(りょういちろう)。なんと留学生・カルタカは、言葉も通じない未開の地に住むネイティブ!!

一族の戦士で超美貌の持ち主だが、スマホやテレビ、果ては水洗トイレを恐れる彼に稜一郎はうんざり……。だが、つたない言葉で「リョウイチロー」と呼ばれ懐かれるうちに、次第に心が傾いて!?

https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/94013/

異国の美形褐色肌青年・カルタカ × 真面目な大学職員・稜一郎

言葉も通じない、文化も異なる二人が織りなすホームステイものBL。

発売当時、様々なBLコミックランキングの上位に入り、一時期は書店から在庫が消えたほど大きく話題となった「マザーズスピリット」。

コミカルさとシリアスの混ざり具合が絶妙で、ポップなノリで笑えたかと思うと切なさに胸締め付けられます。

ガタイのいい美形で褐色肌、顔には部族のメイクが施されたカルタカのビジュアルの良さがまずは目を引くのですが、読み進めるうちにカルタカの知的さや時折のぞく可愛らしさも見えてくるのがたまりません。

稜一郎がダメだダメだと思いながら惹かれてしまうのも納得。

そして、そんな稜一郎の魅力もまたきっちり描かれているのが「マザーズスピリット」の好きなところです。

世話係を任され接触が多い人間だったからというだけでなく、“稜一郎だったからこそ”カルタカがこれほど惹かれたのだと自然に思えました。

「マザーズスピリット」は続編となる2巻も発売されているのですが、この2巻でより二人のキャラクター像が深堀りされているので1巻を読んだ方はぜひ2巻まで読んでいただきたいです。

稜一郎もカルタカも人として魅力的で、お互いへの想いが深くて──。

いつまでも二人寄り添って幸せでいてほしいと思いました。

日本での生活を描いた1巻に続き、2巻ではカルタカの故郷ルターへ里帰りした二人が描かれています。

読みながら泣いた一冊でした。

1巻も素敵でしたが、2巻では“異なる文化で生きてきた二人”“時期長として期待されていたカルタカの立場”などがより深く掘り下げて描かれています。

相手を想うからこその稜一郎とカルタカ、それぞれの躊躇いなど繊細な心理描写も見事です。

心洗われる気持ちになる、読み応えのある作品です。

「ライオン如きの国から」博士

「異国のモテ男がいらっしゃる」

クラスで少し浮いた存在の動物好きな高校生・マコトはある日、母親からマサイ族出身の留学生が家にホームステイしにくることを知らされる。屈強な男を想像するマコトだが、現れたのは意外にもコミュ力が高い今風な好青年・ルカだった。マイルドマサイに一安心したのも束の間ルカがマコトを女の子と勘違いしていることが発覚する。しかも男だと分かった後もすっかり恋に落ちてしまい――!?

https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/234227/

こちらも異国の褐色肌イケメンが登場するホームステイBL、「ライオン如きの国から」。

サバンナの部族出身の留学生・ルカ × 動物好きの高校生・マコト

ほのぼのした絵柄と空気感ながら、意外と(?)最中描写が多めの作品です。

ルカとマコト、割と早い段階で体の関係ができ、ストーリー自体はふわっとさくさく進んでいきます。

博士先生の絵柄が紡ぎだす陽だまりのような温かい空気感が作品全体に流れていて、留学生と日本の高校生という現代が舞台の作品ではあるのですが、どこか童話のような印象を受ける作品でもあります。

「ライオン如きの国から」、ふんわり温かい独特の空気感丸ごとを楽しみながら味わうのがおすすめです。

電子書籍では、番外編や小冊子を収録した「ライオン如きの国から after story」「ライオン如きの国から@ジェラシー」も発売されています。

契約結婚・偽装結婚での同棲BL

「ムリ婚。」いつきまこと

『対立していた村同士の男女が、恋仲を認められずに心中したことから不幸な連鎖が始まった。
両村には様々な災いが起こり始め、祟りを恐れた村人たちは、互いの村から男女一組を差し出し、以後、契りを交わすことでその魂を鎮め厄災を回避してきた…』

嘘みたいな言い伝えにより、一夜にして隣村の黒滝千景の花嫁になった白河百貴。
両家の圧に押し負け、運命を受け入れて白無垢を着るものの、千景とは険悪なまま新婚生活が否応なしにスタートする!!
心も体もマッチング不成立!?離婚不可避のマリッジBL!

https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/245655/

コミックス帯の『交際0日で夫婦になります』の文字が目を引く、「ムリ婚。」。

村の古い言い伝えにより、ある日突然、隣村の男の花嫁(?)にされてしまった白河百貴。

村に伝わる言い伝えで無理やり嫁入り、という設定ながら舞台は現代。コメディ寄りのポップなノリでテンポよく進んでいくので楽しく読めます。

コメディノリで笑えるかと思いきや、村を離れて東京での新婚(同居)生活が始まってからの二人には胸がきゅんとしたり切なかったり──

結婚BL同棲BLケンカップルBLがお好きな方はもちろん、花嫁の百貴が年上、花婿の千景が年下のため年下×年上ものがお好きな方にもおすすめの作品です。

「想定外のスウィートマリッジ」佐倉リコ

「俺たち結婚しない?」
クールで真面目なサラリーマンの結城 律(ゆうきりつ)は、同期でライバルの本条悠馬(ほんじょうはるま)からワケあってプロポーズされる。
日本でも同性婚が可能になり、独身の律は周囲から結婚をせかされていた。
一方、悠馬もモテるが故に悩みを抱えているという。

結婚すればお互いメリットがある。
大胆な提案に、切羽詰まっていた律は偽装結婚を決めるが…面倒見がいい悠馬との新婚生活は思いの外快適で――。

甘やかされて尽くされて、気持ちよすぎるあんなことやこんなことまでされてしまい…!?

https://renta.papy.co.jp/renta/sc/frm/item/292425/

舞台は同性婚が可能になった日本。

『お互いのメリットのため』という名目で、会社の同期である本条からプロポーズ(偽装結婚の提案)をされた律。あれよあれよと流され偽装結婚をすることになり──!? という。

本条の口八丁手八丁に乗せられどこまでも流されていく律は、あっという間に丸め込まれて同棲も開始することに。

本条からは整えられた居心地のいい部屋を用意され、栄養バランスのいい食事を世話され、至れり尽くせり状態の同棲生活がスタート。

ちょっと天然気味のふわふわ美人受けが、スパダリ攻めにひたすら溺愛され大切にされる「想定外のスウィートマリッジ」。

ふわふわした天然美人受けや、甘い溺愛系攻めがお好きな方にもおすすめの作品です。

同居・同棲する二人を描いたおすすめBL漫画をご紹介してきました。

どの作品も面白いので、気になる作品があればぜひ読んでみてください。

余談ですが、「同棲」「同居」の意味として以下のような違いがあるとされています。

一般的に同棲とは、婚姻関係にない恋人同士が同じ住居に住むことを指します。一方、同居も同じく、誰かと一緒に住む場合に使われる言葉ですが、同棲とは違い、家族や友達などと住むことを指す場合が多いでしょう。

最近では、同居のことを“ルームシェア”とも呼びますが、その際は家族との同居は含まず、友達や知り合いなどと住んでいる場合に用いられます。ただ、どちらも明確な定義があるわけではなく、あくまでも一般的な名称です。

https://www.homes.co.jp/cont/rent/rent_00396/

「同棲」は恋愛関係にある人間が共に暮らすこと、「同居」は恋愛感情を含まない友人同士や家族で暮らす場合にも使われる言葉ということで、数ある「同居」のパターンのうちのひとつに「同棲」が含まれる、とも言えますね。

何気なく使っている言葉も、定義を知ると使い分けができていいですね。

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