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のみ×しば(1巻) あらすじ
全寮制の男子校に入学して早2年、恋とは無縁の野宮に異変!? 女の子顔負けの可愛さを誇る同室の御子柴を見るとドキドキするのはなぜ? 俺が好きなのは柔らかいおっぱいのはずなのに…!
理性と本能が交差する、思春期男子の青春ドタバタラブコメディ。
https://www.s-manga.net/items/contents.html?isbn=978-4-08-855166-1
- 作者 田倉トヲル
- 出版社 集英社
- ページ数 192ページ
のみ×しば(1巻) ネタバレなしの感想
爽やか可愛い男子高校生同士のBL漫画。
お話の冒頭から二人がお付き合い目前の両片想いであることは読者はもちろん、周囲の友人たちも気づいているという優しい世界です。
舞台は全寮制の男子校。
野宮(のみや)は、寮で同室の御子柴(みこしば)の可愛さに内心どきどき。
「俺は現在男にトキメキ中
もーなんでこうなったか全然わかりません
ぜんぶ男子校のせいです」
とは、寝ているときに御子柴にベッドに潜り込まれ寝不足のまま翌朝を迎えた野宮のモノローグ。
タイトルのとおり野宮×御子柴の青春ドタバタラブストーリー。
ちなみにこの1巻で最中シーンは出てきません。めちゃくちゃいいところで2巻に続きます(笑)
でもタイトルが「のみ×しば」なので、きっとそうなることでしょう。
冒頭のモノローグで同性である御子柴にときめくのは「ぜんぶ男子校のせい」なんて言っている野宮ですが、実際に男しかいない男子校だからたまたま可愛い御子柴にときめいているだけなのか?
あくまで女子の代替として、女装も似合ってしまう御子柴に惹かれているのか?
男子校マジックなのか??
というところはちゃんと本編内で触れて解決されていますので、気になる方はぜひ読んでみてください。
あとがきで田倉トヲル先生が下記のように書いていらっしゃいました。
「ラブコメではありますが『君恋』のテーマが“純愛”なので、両片想いでモダモダしつつ恋に精一杯の二人です。」
可愛い男子高校生同士のわちゃわちゃや、ちょっとしたすれ違い、付き合うまでのもだもだを楽しみたい方におすすめのBL漫画です。
のみ×しば(1巻) ネタバレありの感想
上記のネタバレなし感想でも触れましたが、ちゃんと野宮から御子柴への気持ちは女の子の代替としてではない、ということがストーリー上で触れられたのが良かったです。
そこ、とても重要なところですよね。
可愛い本物の女の子たちが目も前にいてもアプローチされても、当然のように御子柴を優先する野宮。よし、いいぞ!
少しの登場でしたがモブ女子の八尾さんもいい子で良かった。
(腐女子だったらしい八尾さん、「ふられちゃったけどプラマイプラス~」の台詞に笑いました)
何気にゲイを公言している友人の宮井が脇でいい味だしてましたね。
──というか、1巻では完全に応援ポジションをとっていた宮井ですが
もしかして2巻以降、野宮と御子柴カップルにからんでくるのだろうか。
風邪をひいた宮井を御子柴が介抱するシーンの宮井の表情からふとそんなことを思ったりしました。
「万が一ふられたら 俺がもらってやるよ」
なんて御子柴に言ってましたし。
……冷静に読み返すと、宮井けっこうなこと御子柴に言ってますね。
あれ、これ完全に……?
2巻以降を楽しみにします。
あと合間の「モブ劇場③」で描かれていた「バリバリ硬派な岩間くん」がツボでした。未知のオタクグッズに机を占領され無になっちゃう岩間くん可愛い。
忘れちゃいけない“馬鹿王子”こと中王子、初登場のあたりはどうなんだ…と思っていたものの徐々に憎めない存在となりました。
女好きの自分が男に惹かれるわけはない、と御子柴のことを女子と思い込み女子扱いし続けた中王子でしたが、BL読みの勘がささやく。
中王子はこのあと受けへと転がることでしょう。
「のみ×しば」は現在2巻まで発売されています。3巻は発売未定とのことですが、続きが楽しみですね。
のみ×しば ドラマCD情報
2021年9月現在、「のみ×しば」のドラマCD化情報は見つけられませんでした。