オオカミパパに溺愛されています【単行本版】/原作かわい恋 漫画にかわ柚生の感想レビュー

オオカミパパに溺愛されています 人外・獣人BL

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オオカミパパに溺愛されています【単行本版】 あらすじ

俺はひと晩限りの過ちで終わらせるつもりはない

運命のつがいに夢を抱く千明が出会ったのは……!?

オメガであることが原因で保育士を辞め、家事代行サービス会社に勤める千明。年末、急遽子持ちのアルファ宅に派遣された千明を迎えたのは七歳、六歳、二歳の子どもたちと、ハイブリッドアルファの大神だった。灰褐色の毛に覆われた巨躯にいかめしい態度はオオカミそのもの。取りつく島もない大神を気遣いつつ住み込みをスタートさせたものの、当日夜から千明の体に甘苦しい異変が――!?

おまえは俺が長年恋焦がれてきた運命のヒツジなんだ

シャレード文庫『オオカミパパに溺愛されています』、大人気オメガバース作品コミカライズ!

https://www.amazon.co.jp/dp/B08C77PXW7/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1
  • 原作 かわい恋
  • 漫画 にかわ柚生
  • 出版社 二見書房

シャレード文庫で発売されているかわい恋さん著の文庫「オオカミパパに溺愛されています」(小説)を原作とした同名のコミック版(漫画)です。

文庫版のイラストは榊 空也さんが担当されていますが、単行本版はにかわ柚生さんが漫画を描かれています。

ネタバレなしの感想

一時期よく広告が出ていたな~という印象です。

twitterやInstagramの広告でよく出てきて、気になって試し読みしてみたら面白くてまんまと買ってしまいました(笑)

結果、買ってよかったです!

タイトル通り、主人公の千明(受け・オメガ)がオオカミパパこと大神(攻め・アルファ)に出会い、惹かれ合い、溺愛されるというお話。

オメガバースもの & 獣人もの です。

甘々でありつつ、しっかりとエロもあり楽しめました。

オメガバースですが、基本的に優しい世界なので途中で多少のすれ違いはあるものの、オメガである受けが理不尽に辛い目に合う、といったことはありません。オメガバースもので、キツイ辛い重い設定のものはあまり得意でないという方も安心して読めるかと思います。

(主人公の千明が勤める家事代行サービス会社も上司もまっとうです。オメガバものだとオメガの働く環境があまりに悪すぎることあるあるですよね)

なんといっても大神家の子どもたちが可愛い! いいこ!!

特に三男の亮太の可愛さときたら…!!

上二人の兄と違い、三男の亮太だけがハイブリッドアルファ(先祖返り)と呼ばれるオオカミの見た目をした子なのですがこの子がなんとも可愛いのです。

主人公の千明が家事代行サービスで大神家へ初めて行ったときに三兄弟に出会うシーンがあるのですが、人見知りの三男・亮太は兄の後ろに隠れて「ぴるるっ」と耳を震わせ

その後おずおずと

「………… ちあち?」

と。

「ちあち」ですよ。「ちあち」。可愛い!!

千明もその後のコマでトスっとハートに矢が刺さっていましたが、私の心も持っていかれました。

この子をもっと見たいから買ったようなものです(言い過ぎか?)。

亮太のことばかり綴ってしまいましたが、肝心の主人公カップルについてネタバレのない範囲でもう少し。

試し読みできる冒頭の印象通り本編も進みます。そのため、まずは試し読みをしてみて「面白そう」「気になる」と思った方は、買っても大きく期待を外れることはないんじゃないかなと個人的に思います。

余談ですが、私はこの「オオカミパパに溺愛されています」は電子書籍で購入したのですが、そこではこの巻が1巻として記載されているんですよね。ということは続巻(2巻)も発売されるのかな?と思ったのですが、2021年8月現在では検索しても発売予定などは不明でした。

文庫版のほうで「オオカミパパとおうちごはんで子育て中」が2021年9月に発売予定とのことでしたので、もしかしたら文庫版の発売後にそちらが続巻としてまたコミカライズされるのかもしれませんね。

<追記>2022年3月現在、「オオカミパパとおうちごはんで子育て中」のコミック版は単話で発売されているようです。

続巻(2巻)も楽しみに待ちたいなと思います。

ネタバレありの感想

オメガバースもので獣人攻めものでもあるという設定盛り沢山な作品でしたね。

甘々なのに可愛らしい絵柄で最中シーンもしっかり描かれていたので、読みごたえもあり1冊で満足感のある作品だったなと思います。

口コミによっては、途中のすれ違いの解決までがあっさりしすぎでは??なんて感想もあるようですが、1冊の中で出会いからすれ違い、ラブラブまでが詰まってて個人的にはバランスの良い作品だなと感じました。

すれ違いは最高のスパイスですよね。

最中に千明が大神さんの耳をムグムグするシーンが可愛いのにえっっっちだなと思いました。

最中の表現などにも獣人ものならではの描写がされていて、それもまた良かったです。

千明、一生懸命でピュアで健気なのに色気もあって、これは大神さんも夢中になるのも納得。

オオカミパパこと大神さんもかっこよくて大人の落ち着きもあり、と思えば千明への強い執着心を見せたりと好きでした。

受けへの執着心が強い攻めが個人的にとても好きです。

BLでは、攻めから受けへの愛情は大きくてなんぼです。(※個人の好み & 願望です)

攻めから受けへの愛情はいくら大きくても重くてもいいですね。

この巻では千明は妊娠が判明したのち、勘違いからのすれ違いを乗り越えてハッピーエンドでひとまず完結していますが、2巻があるなら出産後のこの家族もまた見てみたいです。

三人の子どもたちと千明&大神さんの子どもは正確にはいとこに当たりますが(三人は大神さんの実の子ではなく妹の子どもなので)、四兄弟として仲良く成長していくんだろうなぁ。

三男・亮太はお兄ちゃんになるのか。可愛いだろうな。

なんなら亮太の成長後が気になります。

最後まで亮太のことを語ってしまいましたが、「オオカミパパに溺愛されています」面白かったです!

オオカミパパに溺愛されています ドラマCD情報

2021年8月現在では「オオカミパパに溺愛されています」のドラマCD化の情報は見つけられませんでした。

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