不屈のゾノ/しっけの感想レビュー

不屈のゾノ おすすめ最高BL

不屈のゾノ あらすじ

「友達」通り越して俺のもんにしたくなった

出戸は単なる喧嘩相手だったヤンキー・ゾノの弱点を知る。

首を触られるのに弱く、エロい声を出すのだ。

ゾノのエロい声を聞くと下半身が反応してしまい混乱する出戸。

そんなある日、喧嘩に強いはずのゾノが父親にボコボコにされている現場に遭遇し、慌てて助けに入る。

ゾノはなぜかファンシーでかわいらしい格好をしていて――!?

https://www.kadokawa.co.jp/product/322008000083/
  • 作者 しっけ
  • 出版社 KADOKAWA
  • レーベル B’s-LOVEY COMICS
  • ページ数 160ページ
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ネタバレなしの感想

表紙でこちらに向かって睨みをきかせているピンク髪の学ラン男子高生が『ゾノ』です。

この表紙のゾノに心つかまれて試し読みをし、「面白そう!」とそのままするすると購入。

コミックの帯に書かれている煽り文句がまたいいのです。

「友達」通り越して 俺のもんにしたくなった

そして添えられる「貧乏なイケメン×男前ヤンキーの胸焦がす青春ラブストーリー」の文字。

どんなストーリーなのかめちゃくちゃ気になりますよね。煽り文句の煽りがうまい!

あらすじや帯からも察せられる通り、表紙のゾノが受け、表紙には登場していない黒髪イケメン高校生出戸(でと)が攻めです。

帯の「俺のもんに~」の台詞はゾノと出戸、どちらがどちらに向けて言った台詞なのかはネタバレになるので未読の方はぜひ本編を読んで確かめてください。

素敵シーンたくさんあるのですが、このシーンもまたいいのです…!

そしてまだ表紙の話するのかという感じですが、好きだからまだ書きます()

個人的にこの「不屈のゾノ」の表紙デザインとても好きです。タイトルの文字も、作者しっけさんの描かれたゾノの表情も、帯の煽り文句も。センスいいなぁ~と。

帯を外すとタイトルも表紙もBL感がないので、本棚にさらっと置いておけそうですよね。ぱっと見はヤンキー漫画か何かか?と思ってもらえそう。(中身見られたらどっちにしろアウトですが)

紙で買う派の方たちも買いやすい、レジに持っていきやすい表紙なんじゃないかな~と。

ちなみに、タイトルにもある「不屈」とは

どんな困難にぶつかっても、意志を貫くこと。また、そのさま。

https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E4%B8%8D%E5%B1%88/

とのこと。

作中で最中シーンもばっちりあります。

三白眼の目つき悪めヤンキー受けが好きな方にもたまらない作品かと思います。

なんといってもゾノも出戸も、それぞれの友人たちもみんないい子で、恋愛以外のところでも読みながらなんだかじんとしました。帯の通り、まさに「胸焦がす青春ラブストーリー」です。

ふとしたときの言動やちょっとした設定から各キャラたちの性格や背景が垣間見えて、“どこかで見たことがある”キャラクターでなく、みんなこの作品世界の中で“生きている”と感じられるキャラクターたちばかりでした。そのあたりも、お話世界に引き込まれた要因かなぁと。作者であるしっけさんのほかの作品も積極的に読みたくなりました。

高校時代の二人の話がメインですが、ラストでは高校を卒業して二年後の二人も描かれます。

ここがまた良かった…!!

巻末の「不撓の出戸」や、電子版特典の「へべれけのゾノ」も良かった!

あらすじや試し読みで興味を惹かれた方は、本編を読んでも楽しめる作品だと思います。幸せな読後感に浸れるおすすめ作品です。

ネタバレありの感想

最初に帯を見たとき、「俺のもんにしたくなった」は出戸からゾノに対して発せられた台詞だろうと思ってたんです。

でも、実際はゾノから出戸へ向けられた台詞でしたね。

そっか、あんなに喧嘩でボコボコにしつつゾノそんなこと思ってたのか… そう思ってまた読み返したくなるという(笑)

出戸は作中でイケメン設定(実際顔もいい。受けのゾノよりきらきらのぱっちりおめめ)ですが、言動がキラキラしくない逞しい貧乏キャラでそこが逆に味になっていてすごく良かったです。

冒頭での、50円引きのパンのために必死な出戸に対して友人が心の中で言っていた

「あそこまで逞しいと貧乏も様になるな」

が、各キャラクターを読者がまだよく知らない冒頭段階で「出戸」というキャラクターをよく表していてうまいなぁと思いました。

ゾノの家へ行く前の一コマ、出戸のナップザップのエピソードも好きです。

人目が気になりそうなお年頃の男子高校生だというのにメンタル強すぎだろ出戸。好きだ。

そんな出戸だからこそ、ゾノの『ふわふわ可愛いものが好き』という趣味をすんなり受け入れるのも「そうだろうな」と思えました。

出戸ならきっと、“普通はこう”といった決めつけをしたり、人目を気にしたりなんてことはしないだろう。

出戸ならきっとそうだ。

という納得感。読者から出戸への信頼感。

そこに至るまでのシーンで「出戸」というキャラクターがしっかり描かれていたからこその納得感だと思います。

こういう風に引っ掛かりがなく気持ちよく読めていく作品って本当に素晴らしいですよね。

漫画家、小説家などジャンルを問わず作者さま方のすごさを感じるあたりでもあります。

好きなシーンが本当にあちこちにあるのですが、全部に触れているととんでもなく長くなりそうなのでひとまずラスト、高校卒業後の二人のシーンについて。

お互いの呼び方が「ゾノ」と「デト」ではなく、「真澄」「晃」と下の名前になっていたことに二人の関係性の成熟を感じてきゅんとしました。恋人として愛を育んできたんだなぁ、関係を続けてきたんだなぁ。

最中シーンがしっっっかりあったのも良かった…!

なんだかんだ大事な部分であります()

読後感も幸せいっぱいで良かったです。ゾノと出戸にはどうか、どうかこのまま幸せに暮らしていってほしい。

「不屈のゾノ」お気に入りBL漫画のひとつとなりました。

不屈のゾノ ドラマCD情報

【ドラマCD】BLCDコレクション 不屈のゾノ

3,300円(税込)

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≪キャスト≫

出戸:天﨑滉平

ゾノ:河西健吾

アニメイト特典:おしゃべりCD(出演:天﨑滉平&河西健吾) ※特典は無くなり次第、終了とさせて頂きます。ご了承下さい。

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