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BL漫画といえば、性描写が多いもの、過激なものも多いのですがそうでないBL漫画ももちろん面白い!
ピュアな恋模様を読みたい方、性的な表現がないBL漫画を読みたい方、人にすすめるのにまずは健全BL作品を紹介したい などなど。
本記事では、そんな方におすすめのプラトニックな健全BL漫画をご紹介いたします。
「何それ愛かよ」ろじ
Wノンケ
無自覚独占欲「上辺しか見ずに愛だとか言われても」
日々を作り笑いで過ごす会社員の飯田は、同じく作り笑いの吉田から花屋経営に誘われる。
腹の内を探り合う中でお互い本音を漏らし始め、気づくと一番に思い出す人になっていた。
二人の関係に答えがないまま女性と近づく飯田に、吉田は思わずキスを仕掛けるが……。
ノンケ同士、恋愛対象外、無意識な独占欲の先に、二人が求めるものとは――?引用:「何それ愛かよ」あらすじより
日々を作り笑いで過ごす会社員の飯田と、同じく作り笑いの花屋・吉田。
共通の友人を介して知り合った二人が、お互いに対して抱いた第一印象は
「あ すげー作り笑い」
顔ではにこにこしながら、腹の内を探り合うような上っ面の会話を交わす。そんな出会いだった二人が、だんだんとお互いを知っていき、己のことも知っていくことになり──。という。
ノンケの27歳、社会人同士。他人とは常に一線引いている。
恋にはとうてい発展しそうもない二人が、なぜ惹かれたのか、関係がどう変わっていくのかが深く丁寧に描かれています。
社会人同士ですが性的な描写はなし。体の関係もなしです。
ただ、自分の恋愛対象は異性だと信じて生きてきた二人が、同性が恋愛対象になり得るのか?と悩む様や試す描写はあります。それもまた切なさと甘酸っぱさがあって。読んでいて胸がぎゅっとしました。
最後まで読んだあと、タイトルの「何それ愛かよ」が心に染み入ります。
なんて秀逸なタイトル…!
心理描写が丁寧な大人同士のBLを読みたい方にもおすすめの作品です。
「太郎 DON’T ESCAPE!」mememe
内気な高校生・太郎は、
親友と疎遠になり誕生日も一人ぼっち。
寂しさから始めたSNSで出会った「アイ」に惹かれ、
誕生日に会う約束をするが、
現れたのは着ぐるみ姿の男で!?引用:「太郎 DON’T ESCAPE!」あらすじより
口コミで絶賛が相次ぎ、話題になったmememe先生の「太郎 DON’T ESCAPE!」。
「たろ逃げ」の愛称で呼ばれることもあるこちらの作品。
私はこの作品で初めてmememe先生を知ったのですが、久しぶりに新しい作家様が胸に特大ヒットしました。
あまりにグッときたので、読み終わったあとすぐにmememe先生の過去作を調べたほど。
系統としては、和山やま先生が刺さる方にはmememe先生も刺さるのではないかと思います。
シンプルでありながらおしゃれな絵柄も好きですし、なんといってもキャラたちの台詞まわしや作品全体の空気感が最高です。
個人的には「アイ」がとても好きでした。かっこよくて、それでいて可愛くて…!
「アイ」の正体は誰なのか?
予想しながら読んで楽しみ、正体を知ってから読み返して「あぁ~、ここのこれって・・」と細かい部分に伏線を感じてまた二度三度と楽しめます。
ネタバレを避けるためにここで詳しいことを語り切れないのですが、試し読みで少しでも「面白そう」と思った方にはぜひそのまま読んでいただきたい!
そして、読んで気に入った!という方にはぜひ次にご紹介する「ロックンロール」もおすすめしたい!!!!!
胸に特大ヒットするBL作品を描かれる作者様に新たに出会えて幸せ、と思えた作品でした。
性描写はまったくないので、どんな方にもおすすめできる作品です。
「ロックンロール」mememe
高校生の真山と佐山。
幼なじみで親友で、何をするにも一緒のふたり。
しかし最近、なんだか佐山がモテている…?ニコイチ幼なじみ 日常の中に変化の兆し
引用:「ロックンロール」あらすじより
上記でご紹介した「太郎 DON’T ESCAPE!」と同じく、mememe先生の作品。
幼なじみの男子高校生、真山と佐山の日常と恋模様が描かれています。
読んでみて・・とてつもなく好きでした!!
面白い!!!
キャラもいい、絵もいい、台詞もいい、空気感もいい。なんだかもう作品全体がいい。
表紙のデザインからして好きです。
ちなみに上巻の表紙が真山、下巻の表紙が佐山です。
二人の間で繰り広げられるテンポのいい関西弁の会話がまず面白い。
幼なじみで同い年の男子高校生同士ということで、甘いだけじゃない雑な会話の応酬や、他人が聞いたらケンカかと思うような言葉でのプロレスもあり。それでいて特大のきゅんもあり。
対等な二人が繰り広げる恋愛模様が好きという方にもおすすめの作品です。
幼なじみの男子高校生二人が主役という王道な設定ながら、
ありそうで、でもこれまでこんな読後感の作品なかったかも、と思える作品でした。
「ロックンロール」は現在、上下巻が発売されています。
2026年の春ごろからは続編の連載も決定しているとのことで、また真山と佐山たちを見られるかと思うと楽しみです!
人が人を大切に想うってなんて素敵な、尊いことなんだろう。
そうしみじみ思わせてくれる作品でした。
「ファミレス行こ。」和山やま
あの、「地獄のカラオケ大会」から4年――。
大学1年生の岡聡実くんは、東京で「普通の大人」になるべく学業に勤しんでいた。
しかし、ひょんな出来事から始めた、深夜のファミレスのアルバイトをきっかけに
奇妙な縁は、再びめぐり始める。バイト先のファミレスに現れるマンガ家・北条先生、
マンガオタクでバイトの先輩・森田さん、そして、あの夏の日に出会ったヤクザ・成田狂児など、
個性豊かなメンツが聡実くんの日常に関わってきて……。引用:「ファミレス行こ。」あらすじより
アニメ化や実写映画化もされ、各所で話題になった名作「カラオケ行こ!」の続編となる、「ファミレス行こ。」。
※映画では狂児役を綾野 剛さんが、聡実役を齋藤 潤さんが演じられていました。
出会った頃は合唱部部長の中学生だった聡実と、そんな聡実を歌の師匠としてスカウトしたヤクザの狂児ですが、続編の「ファミレス行こ。」では聡実くんが大学に進学しています。
なお、狂児は変わらずヤクザ屋さんです。
「カラオケ行こ!」の時点ではブロマンスかな、と思っていた二人の関係が、続編の「ファミレス行こ。」では、
いやこれラブなのか ──?!
と思える言動や描写が出てきて、読みながら情緒がとんでもないことになりました。
作品全体のどこかシュールな空気感は前作そのまま、なのですが上巻のラストでは思わず声が漏れました。
たぶん上巻ラスト、同じシーンで同じように呻いたり叫んだりした読者の方が全国、全世界でも多かったのではないかと。
いや~~、そこから下巻発売まで待ちました。
そして、待ちに待った下巻も最高でした。
カラオケ行って、ファミレス行って。
聡実くんと狂児は次はどこへ行くのか──。
まだまだこの二人を見ていたい。ファミレスの次の続編も心から待っています。
性描写も、性を匂わせる言動も一切なし、ここから二人がどう転んでいくかもわからない(だがそれがまたいい)プラトニック作品でおすすめです。
「アキはハルとごはんを食べたい」たじまこと
男子二人、ひたすら仲良くごはんを作ってたべるだけ。
ルームシェアをしている大学生、ご飯作り担当のアキと片付け担当のハル。
性格も悩みも違うけど、ごはんを食べたら気分がアガる二人なのです。
ご飯ものの新鋭・たじまことが描くBL+メシの新しい世界。引用:「アキはハルとごはんを食べたい」あらすじより
ルームシェアをして一緒に住んでいる仲のいい男子大学生がひたすら二人で、またある時は友人たちと、ご飯を作って食べている平和な料理系BL漫画です。
読み始めた当初は、もしかしてボーイズたちのラブじゃない青春友情グルメものなのかな・・?
と思ったりもしたほど穏やかな日常の描写が続く作品。
1巻2話目のホットサンドメーカーで作るホットサンドがあまりにも楽しそう&美味しそうで、読み終わってから速攻でネットショップでホットサンドメーカーを探してしまいました(笑)
アキとハル、二人の関係は友情なのかと思いきや時折描かれる甘酸っぱいきゅんも見どころ。
作品全体に暖かい空気感が漂っていて、元気がない時にも読んでほっとできるような優しい作品です。
「アキはハルとごはんを食べたい」は全3巻で完結しています。
続編となる「アキはハルとごはんを食べたい おかわり!」も発売されています。
こちらの続編では、前作で大学生だった二人が就職して社会人に。社会人になってからの二人の恋模様とご飯はどうなるのか──?
「アキはハルとごはんを食べたい おかわり!」は全5巻で完結しています。
「ひだまりが聴こえる」文乃ゆき
難聴のせいで何かと誤解を受け周囲とうまく馴染めない大学生の航平は、いつしか人と距離を置くようになっていた。そんな時に出会った同級生の太一。バカみたいに明るい性格で思ったことを何でも口にする彼から「聴こえないのはお前のせいじゃないだろ!」と言われ、航平はその言葉に心の底から救われて……。友達以上、恋人未満。太一との出会いが航平を変えていく。
引用:「ひだまりが聴こえる」あらすじより
難聴を抱え孤立気味の大学生・航平と、明るい同級生・太一。
孤独に生きていた航平が、まぶしい太陽のような太一と出会い惹かれていく物語。
二人の出会いから揺れ動いていく心の機微、変化していく関係性が丁寧に描かれています。
一冊あるいは一話の中で、出会って、体の関係を持って── と展開が詰め込まれがちなBL作品の中では贅沢と思えるほど、二人の仲はゆっくりゆっくりと進んでいきます。
(個人的には即!体の関係!そこから色々!な展開のBL作品も大好きですが)
それがまた、一人の人と人が距離を縮めて恋に落ちていくリアルさを生んでいて「ひだまりが聴こえる」という作品の魅力にもなっています。
読み進めるうちに、タイトルの「ひだまりが聴こえる」の意味に思いをはせてじんときました。
難聴の航平にも、まっすぐ大きな太一の声はよく届く。いつでもそのまっすぐさで向かい合い寄り添ってくれる太一は、航平にとって“ひだまり”のような温かな存在で。
ひだまり(=太一の声、太一の存在)が聴こえる、という意味合いなのかなと。
「ひだまりが聴こえる」は、シリーズとしてタイトル違いで複数巻発売されています。
発売順は以下の通り。
▼「ひだまりが聴こえる」シリーズの順番(※上から順に発売日が古いもの→新しいもの)
- ひだまりが聴こえる
- ひだまりが聴こえる-幸福論-
- ひだまりが聴こえる-リミット-1巻~3巻
- ひだまりが聴こえる-春夏秋冬-1巻~4巻
2026年4月現在の単行本の最新刊は「ひだまりが聴こえる-春夏秋冬-」の4巻となっています。
おすすめのプラトニックな健全BLをご紹介してきました。
どれも魅力的な作品ですので、気になった方はぜひ読んでみてください。



